最初は基礎的な情報の収集と検討事項の整理です。

既存家屋が建っており、その解体が来週あたりから始まるようです。
解体が終わり次第、ボーリング調査を行い地盤の状況を調べます。(近隣のボーリングデーターから推察するに微妙な敷地)
また、接道部の真ん中に電柱(NTT)が立っており、その移設申請手続きもする必要があります。

そういえば、家にお伺いした2回が2回ともごちそうになっています。

 

写真は周辺も含んだボリューム模型


先日は手持ちのものの採寸&調査に伺いました。
その日はちょうど建て主の長女である「ももこ」ちゃんの「お食い始め」で赤飯とか尾頭付きの鯛とかが用意されていました。
僕らもお相伴に預かりました。
設計は現在最初の案を作るのに苦しんでいます。要望・条件などを踏まえ、どのような「形」にしていくのが一番良いか。考えている最中です。
苦しいけど、一番楽しいときでもあります。


平面図とボリューム模型の提示を行いました。
まだ、とてもラフな物です。
平面図・模型とも大きく分けて二つのパターン。共通事項は東南の角に空地を取っていることです。東隣家の庭との呼応です。

内部の配置に関する方針はほぼ決まりました。
次回は仕上げ・仕様などの詳しい資料を作って打ち合わせをする予定です。

 

 


平面が大体決まりつつあります。

また、地盤調査が終わりました。残念ながら浅い地点では建物を支持する地盤が出ず、杭を採用することになります。
支持地盤はGLから-15M、礫混じりの砂層。

コストのことを考慮し、建物の荷重をなるべく軽くする必要があります。
そのため鉄骨3層の建物となりそうです。鉄骨のテーマは「無垢」。防錆びなどを考慮しての結果です。
また、あまりでかいボルトなどが出てこないディテールとしたいと思います。


構造設計は江尻建築構造事務所の江尻氏に頼みます。

先日、事務所で打ち合わせをしました。江尻(大学時代の同級なので呼び捨てです)に求めたのは

1,木造でやっているのと同じように構造体を現しにしたい

2,その際に通常の柱梁の仕口のボルトなどが今回の計画には合わないので、ボルトなどが露出しないディテールとしたい。

3,1階部分で柱が露出するところがあり錆びなどのことを考え、パイプではなく無垢の物を使いたい

の3点です。これらを基にどのような考え方ができるか話をしました。
いくつかのアイディアが出てきましたが、それらを平面に落とし込み、整合性が取れるかの検討となります。
他にもなにかアイディアがあるか考えて貰うことにしました。


プランか固まりつつある中、仕上げについての考え方をまとめました。

久しぶりに軒が出せない(敷地条件)ものなので特に外壁について検討を要します。

でも、検討を重ねるとプランが段々よくなっていく(気がするのは)不思議だなー。

 

 


白山の家



設計施工中の記録です。

Part1
Part2
Part3
Part4
Part5
Part6
上棟

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