白山の家

白山の家

2004.03

東京都文京区、昔からの地域です。
この住宅の要望は「広いこと」「キッチン」などでした。広く見せるため、階ごとに部屋を限定しています。
1階は玄関/水回り/客室(和室)。和室は玄関/小さい廊下に面し、季節のものを飾る場所としても、お茶室としても機能します。
2階は主室であるリビング/ダイニング/キッチンのみ。それらは敷地いっぱいに取られた中庭と一体になり、より広く感じることができます。
3階は寝室/トイレ。一部吹き抜けが作られており、2層にわたる本棚が設置されています。
また、納戸などは作らず、壁面いっぱいの収納を数多く設置。その場の物はその場にしまう。ことで対処しています。
構造は鉄骨ですが、小さなスケールの住宅のため大きな鉄骨柱や梁が出てこないようにしたいと考えました。その実現のため無垢の鉄を鳥かご状に覆うことで解決しました。一部柱/梁が見えていますが、大き過ぎる物にならず住空間にあったスケールの物となりました。

施工:幹建設
構造:江尻憲泰(
キッチン全体、カーテン、家具コーディネート: