大きな切り妻

大きな切り妻

2011.12

東京郊外、畠を宅地にしたミニ開発の一区画が計画地です。
敷地は南北に少し長く、東に従来からある公道、南は開発による道路に接する計画地。

建物を西側に寄せ、空地を東側に取りました。
建物の南面は玄関。吹抜を設けそこを通して採光通風を確保。部屋とは1階2階とも引き戸で繋がっています。
LDKと外部は大きな開口でデッキに繋がり、吹抜も含め外部との一体化を図りました。
それら冬期に温熱的に不利な計画は1階床暖房と窓の下に設置した床下放熱器を使用する事で解消しています。

1階の天井高さをぎりぎりまで検討、構造的な工夫で2階床を薄く、小屋組を表す事で2階の軒高さを低く。 それらを合わせ可能な限り建物を低くし、西側隣家への採光と周囲への圧迫感を配慮しました。

全体の形は単純な低く大きな切り妻になっています。

構造設計:
施工:山菱工務店